投資家に人気の投資アプリです。
当ブログの読者さんで米国株に興味のある方や、すでに投資を行っている方々から、今回のアプリの詳細を取り上げて欲しいとのリクエストがあったため、今回取り上げることにしました。
大まかな特徴は、
・ウィブルグループの日本法人サービス
・世界中で4,000万回以上ダウンロードされている
・米国の証券会社の中でのアプリダウンロード数「第2位」を誇る大人気スマホ証券
・業界最低水準の米国株取引手数料を提供し、米国株と日本株の24時間注文が可能
・取り扱い米国株銘柄は約7,000銘柄で、そのうち約4,000銘柄は1株未満で取引可能な少額投資が可能
・米国株リアルタイム株価を無料提供し、56種類のテクニカル指標と17種類のチャートを提供
となっています。
株式の本場アメリカではかなり知られた投資アプリのようですね。
今回はそんな「ウィブル」の詳しいサービス内容とメリット・デメリットを紹介していき、それが安心して使えるアプリかどうか、そして導入する価値があるかどうかを検討していきたいと思います。
アプリの詳細情報
運営会社について
ウィブル証券(日本法人)は、東京都中央区に本社を置く日本の証券会社です。
1948年に山源証券株式会社として設立され、その後何度かの商号変更を経て、2022年にウィブル証券株式会社に改称しました。
2023年には日本版のアプリをリリースし、外国株取引においても優れたサービスを提供しています(ウィブル証券公式サイトより)
ちなみに英語版のウィキペディアによれば、親会社のウィブルグループは、
ケイマン諸島に設立され、ニューヨークを本拠地とする持株会社です。その子会社は、モバイルアプリやデスクトップコンピューターからアクセス可能な電子取引プラットフォームを運営し、株式、上場投資信託、オプション、証拠金、暗号通貨の取引を手数料無料または低コストで提供しています。米国本土では、Webull Financial LLCが米国証券取引委員会に登録され、FINRAおよびSIPCのメンバーとして、米国の顧客に取引サービスを提供しています。また、香港とシンガポールにも取引サービスを提供するライセンスを持った子会社があります。
Webullは、中国の持株会社である湖南富米情報技術によって所有されており、Xiaomi、Shunwei Capital、および他の中国のプライベートエクイティ投資家からの支援を受けています。
となっています。
中国系の運営元になっているので、最初は「怪しいな」と思いましたが、米国証券取引委員会に登録しているほか、FINRA(米国の金融業界の自己規制機関であり、証券業者や証券取引所の規制を行っている)、SIPC(米国の投資家保護団体。証券会社が破産した場合に投資家の資産を保護することを目的とする)のメンバーとして米国内でサービスを展開しているということで、上記の情報元が正しければ、ある程度の信頼性はあるかなと思います。
アプリの特徴
米国株取引の手数料が低い
1取引あたりの手数料は約定代金の0.22%で、上限手数料は1取引あたり22米ドルです。
口座開設時には3か月間の無料取引サービスが提供されています。
米国株や海外ETFの取引に強い
Webullグループの日本法人として、アメリカ、香港、シンガポール、オーストラリア、南アフリカに拠点を持ち、業界最多水準の約7,000銘柄を取り扱っています。
ニュースやマーケット情報が見れる
ウィブル証券のウェブサイトでは、日本だけでなく米国、香港、中国の各市場情報や為替情報も提供されています。
各国の主要指標や業種別のパフォーマンスなどが簡単に確認できるため、海外市場の動向を把握して投資方針を立てたい人にとっては満足感が高いサービスになっています。
国内株式サービス
東京証券取引所の上場銘柄に投資が可能
注文は1単元以上で、成行注文や指値注文にも対応しています
取引時間は東京証券取引所の開場日に準じるが、注文は原則365日、24時間可能です
情報ツールも充実
主要指標の他にも、アナリストの評価や財務情報、国内株式市場に関するニュースなども閲覧可能です
多機能なチャートや歩み値、板情報などの基本的な株式ツールはもちろん、業種別ヒートマップや量的評価、マーケットウォッチ機能など、銘柄分析に役立つツールが揃っています。
注文は24時間受け付けており、国内株式取引の手数料は約定代金によって異なる形式です。
たとえば、約定代金が5万円までなら取引手数料は55円、10万円までなら99円という低コストで取引が可能です。
外国株式サービス
業界最多水準の7,000銘柄
米国株式と海外ETFを合わせて、 業界最多水準となる7,000銘柄に投資可能です。
90項目のフィルター機能があり、投資してみたい銘柄を簡単に選ぶことができます。
低コストで取引可能
取り扱い米国株銘柄は業界最多水準の7,000銘柄以上が取引できます。
そのうち4,000銘柄以上は1株未満の少額から売買できます。
米国株取引手数料は、業界最安水準(0.22%)と為替手数料15銭という低コストが魅力です。
単元未満株サービス
米国株式の1株未満の取引に対応しています。
金額や株数を指定しての購入が可能です。
【金額指定の場合】
最低5米ドルから
【数指定の場合】
0.00001株から
口座開設の流れ
手順
①ウィブル証券のスマホアプリ「Webullアプリ」をスマートフォンにインストールします。
②アプリ内で携帯電話の認証とメールアドレス登録を行います。
③個人情報と本人確認情報を入力し、スマートフォンで本人確認書類のアップロードとセルフィーの撮影を行います。
④口座開設を申し込みます。
口座開設審査の完了通知
通常は1~3営業日ほどで口座開設審査が完了し、登録メールアドレス宛に口座開設完了通知が届きます。
口座開設後の操作
口座開設完了後、ウィブルアプリにログインし、入金や取引が可能になります。
入金方法
手持ちの金融機関から、口座開設時に割り当てられる「お客様専用振込先口座」に振り込みを行います。(円貨のみ・手数料あり))
操作手順
①ウィブルアプリにログイン後、ウィブルのロゴマークをタップします。
②「入出金」→「入金」→「入金通貨を選択」の順に進みます。
③支店・口座番号が表示されるので、それに従って、本人名義の銀行口座から日本円を振り込みます。
④入金手続きを行った後、証券口座残高に反映されるまでに、30分~1時間かかります。
利用可能な金融機関
日本国内の金融機関であれば利用することができます。
メリットとデメリット
ウィブルアプリを使うことで得られるメリットとデメリットを紹介します。
メリット
・米国株、海外ETFに強い
・単元未満株に対応している(少額から取引できる)
・手数料が他社よりも安い
・時間外取引にも対応している
・指標、チャート、ニュース、企業情報が閲覧できる
・スマホアプリの操作性が良い
デメリット
・入出金手数料がかかる
・審査に時間がかかる
・NISAには未対応(*2024年3月現在)
まとめ
米国株投資に強みのあるアプリですが、日本株も取り扱えることやその他のメリットを考えると、操作性が良くて手軽に始められるスマホアプリとして、なかなかに優れものだなと思います。
すでに投資を行っている方にも、サブ仕様のアプリとしても便利かもしれません。
デメリットの部分と合わせて考えると、導入の余地は十分にあると思います。
今回の記事を読んでウィブルアプリに興味を持った方・導入を検討している方がいましたら、再度、公式サイトでサービス内容を確認したうえで、アプリを活用するか否かを決めるようにしてください(*最新情報も公式サイトで要確認)
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