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実用性が抜群の「金融英語の基礎と応用1300」書籍レビュー

2024年2月24日

金融英語の表現・例文集です。

株式投資や経済ニュースの英文を「生で読み解く」ために購入しました。

アマゾンレビューでも評価が高く、ガイド本として役に立つと判断しました。

実際の中身は以下のような流れになっています。

・金融関連のレポートで見かける英文表現や用語をまとめている

・想定している読者は、金融翻訳の初級~中級者

・ファンドの運用報告書や投資レポート、財務諸表、決算書類、経済論文、市場分析等の英文和訳を手掛けている人向け

本書の著者は、実務翻訳に13年に渡って携わってきた実務翻訳者です。

一橋大学を卒業後、米国コロンビア大学で経営学のMBAを取得後、野村證券勤務を経て、現在はプロの金融英語の翻訳家として活躍されている方です。

いわば経済英語のプロフェッショナルとして、長年の経験と知恵を注ぎ込んだのが本書。

金融英語に興味を持つ方はぜひともチェックして欲しい書籍なので、早速レビューを展開していきます。

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目次は50音順

日本語見出しになります。

50音順になっているので見やすいですね。

見出し用語の数そこまで多くないので、調べたい英語表現を探すのに苦労せずに済むな、というのが最初の印象です。

金融関連の英文表現

金融英語に独特の言い回しが収録されています。

用例は非常に豊富で、1つの見出し用語5~10程度の関連表現と和訳が掲載されています。

用語によっては、筆者の「翻訳メモ」が加筆されていたり、出典元の本の情報もあったりします。

かなり親切な記述になっていますね。

英文・英単語の確認をしてみますね。

【上がる、上昇する】

The stock market continued to grind higher

株式市場は、じりじりと上昇を続けている

【株価収益率】

The Index is trading a little below its long term aeverage PER.

株価収益率(PER)の長期平均を少し下回るレベルで取引されている

こうした流れで「あ」行から「わ」行まで、金融英語で重要な表現が収録されています。

用語よりも「言い回し」の解説に力を入れている本なので、英文の作成時にとくに役立つかと思いますね。

英文索引と和文索引

最後に単語の意味を調べたい時に使われる便利ページです。

最初に英文の索引があり、さまざまな表現が満ちあふれています。

続いて和文英文です。

英文に負けず劣らず、金融の用語がみっちり詰め込まれている感じです。

なので冒頭の目次でチェックするよりも、こちらのほうがより精度の高い検索が可能になると思いますよ。

全体の感想

冒頭でまとめた通り「金融英語の実務家」向けの内容だと感じました。

単語や用語よりも「表現・言い回し」に力を入れていて、「こなれた訳」を可能にするためのガイド本かなと思います。

収録されているのが「すぐに役立つ表現・例文1300」とあるように、かなりボリュームのある内容なのも魅力。

「相殺する」「据え置く」など日常でも使えそうな表現があり、すぐにその場で豊富な用例から学べる良さがあります。

欠点があるとすれば、わりと小さめの字なので、私のような中高年世代や、視力に自信のない人ちょいと読みづらい、という面。

その場合は画面上で字のサイズを変更できるkindle版(電子書籍)にすることで、見ずらさのデメリットは解消されると思います。

総じて「金融英語の実例集」としては、かなり充実した内容になっています。

金融英語を仕事で使うビジネスパーソンや、海外の金融情報を詳しく調べたい方にはリアルにおすすめです。

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